Adobe Premiere Elementsでプロジェクトのフレームサイズを変更する方法
Adobe Premiere Elementsは手軽に動画編集ができるソフトですが、プロジェクトのフレームサイズを後から変更することがデフォルトではできません。しかし、すでに多くの編集を行っている場合、最初からやり直すのは非常に手間です。例えば、860x640でプロジェクトを作成した後に、1280x720に変更したい場合があります。このような状況において、裏技を利用してプロジェクトのフレームサイズを変更する方法を解説します。
通常の制限
Premiere Elementsでは、一度プロジェクトを作成し、クリップを追加すると、プロジェクトのフレームサイズを直接変更することができません。プロジェクトの設定がロックされるため、新しい解像度に変更するオプションがなくなります。
ただし、プロジェクトがまだクリップを含んでいない場合は、フレームサイズの変更が可能です。この特徴を利用して、以下の手順でプロジェクトのフレームサイズを変更します。
・フレームサイズ変更の裏技/全クリップの選択とカット
まず、現在のプロジェクトで全てのクリップを選択します。これには、キーボードショートカット「Ctrl + A」を使用します。
次に、「Ctrl + X」を押して、全てのクリップをカットします。この操作により、タイムラインが空になりますが、クリップはクリップボードに一時保存されます。
・新しい解像度の設定
プロジェクトがまっさらになった状態で、1280x720のフレームサイズにしたい場合は、1280x720の動画ファイルをタイムラインにドラッグします。
すると、「プロジェクト設定をどうするか?」というメッセージが表示されるため、「プロジェクト設定を変更する」を選択します。これでプロジェクトのフレームサイズが1280x720に変更されます。
・クリップの貼り付け
設定が変更された後、キーボードショートカット「Ctrl + V」を押して、カットしておいたクリップを再びタイムラインに貼り付けます。
これで、元の編集内容を保持したまま、プロジェクトのフレームサイズを新しい解像度に変更することができます。
・注意点
Adobe Premiere Proではプロジェクトのフレームサイズを自由に変更することが可能ですが、Premiere Elementsではこの操作はデフォルトではできません。そのため、この裏技を活用してフレームサイズを変更する必要があります。
・まとめ
一度プロジェクトを作成してからフレームサイズを変更したい場合、この方法を使えば、プロジェクトを再度作り直す手間を省くことができます。少し手間はかかりますが、既存の編集内容を維持しつつ、フレームサイズを調整するには有効な方法です。
この裏技を活用して、効率的にプロジェクトを管理しましょう。
キーワード:Adobe Premiere Elements