拡張子 .msg の Windows 11 環境における閲覧方法
概要
本ドキュメントは、Windows 11 環境において Microsoft Outlook のセットアップを伴わずに .msg 拡張子ファイルの内容を閲覧する手順について詳述します。.msg ファイルは Microsoft Outlook のメッセージファイル形式であり、通常は Outlook を介して開かれます。しかし、Outlook のメールクライアント機能を利用せず、純粋にファイル内容の閲覧のみを目的とする場合、メールアカウント設定における接続テストのスキップが有効な手段となります。
予備調査
初期試行として、.msg ファイルを標準的なテキストエディタで開く試みがなされましたが、ファイルの内容がバイナリ形式であったため、閲覧は不可能でした。これは .msg ファイルがプレーンテキストや XML のような構造化されたテキスト形式ではなく、Outlook 独自のバイナリ形式でデータを格納していることを示唆しています。
Microsoft Outlook を用いた解決策
.msg ファイルの性質から、その閲覧には Microsoft Outlook が必要であると判断されました。しかし、Outlook のインストール後、アプリケーションの起動にはメールアカウントのセットアップが必須であることが判明しました。一般的なメールアカウント設定では、SMTP および POP3 サーバーのアドレス、ユーザー名、パスワードなどの情報が必要であり、これらの情報の検証として接続テストが実行されます。
メールアカウント設定の迂回
本ケースではメールクライアント機能の利用が目的ではないため、架空の接続情報(例: SMTP/POP3 サーバーアドレスに 127.0.0.1、ユーザー名に dummy など)を用いてアカウント設定を試みました。当然ながら、これらの架空情報では接続テストは失敗します。
しかし、Outlook のアカウントセットアップウィザードには、**「接続テストをスキップする」**オプションが存在することが確認されました。このオプションを有効にすることで、接続テストの失敗によるセットアップの中断を回避し、Outlook のインストールプロセスを続行することが可能となりました。
環境情報
本手順が成功した環境は以下の通りです。
(1)Outlook のバージョン:
ClientVersionToReport: 16.0.18925.20138
(2)Office のバージョン:
Microsoft Teams Meeting Add-in for Microsoft Office: 1.24.19202
Office 16 Click-to-Run Extensibility Component: 16.0.18925.20076
Office 16 Click-to-Run Localization Component: 16.0.18925.20138
Office 16 Click-to-Run Extensibility Component 64-bit Registration: 16.0.18925.20076
Office 16 Click-to-Run Licensing Component: 16.0.18925.20138
結論
Microsoft Outlook のメールクライアント機能を利用する意図がない場合でも、Outlook のインストール時にメールアカウントの接続テストをスキップすることで、.msg ファイルの閲覧が可能となることが確認されました。この方法は、特定の .msg ファイルの内容を確認する目的で Outlook を一時的に利用する場合に有効な手段となります。
キーワード:Outlook
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