req query でリモートのWindows のレジストリを参照する場合に必要なポート番号は
reg query コマンドで利用するポート
reg query コマンドは reg query \\(リモートPC名/IPアドレス)\レジストリのパス
でリモートのレジストリへアクセスすることが可能です。
その際に利用するポート番号を確認したところ次の通りでした。
・req query で利用するポート番号
from:any
to:139番と445番
しかしこれだけではアクセスできません。次の条件が必要です。
・リモートサーバでリモートレジストリサービスが動作していること。
・リモートサービスで次のレジストリのアクセス権限を設定。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\SecurePipeServers\winreg
管理者:フルコントロール
ローカルサービス:Read
上記3個の条件によりアクセスが可能となります。
ただしセキュリティ上リモートからのアクセスは危険なので作業が完了したら元のとおりアクセス不可に戻すことを強く推奨します。
req query の書式
req query コマンドの仕様は次のとおりです。
>reg query /?
REG QUERY キー名 [/v [値名] | /ve] [/s]
[/f データ [/k] [/d] [/c] [/e]] [/t 種類] [/z] [/se セパレーター]
[/reg:32 | /reg:64]
キー名 [\\コンピューター\]完全キー
コンピューター リモート コンピューター名 - 省略した場合、現在の
コンピューターが既定として使われます。HKLM と HKU
のみリモート コンピューターで利用できます。
完全キー ルートキー\サブキー名の形式
ルートキー [ HKLM | HKCU | HKCR | HKU | HKCC ]
サブキー 選択したルートキーの下のレジストリ キーの完全な名前
/v 指定されたレジストリ キーの値を照会します。
省略した場合、キーの値をすべて照会します。
このスイッチの引数は、/f スイッチを指定するときのみのオプションです。
これは、値名を照会するためにのみ指定します。
/ve 既定の値、または空の値名 (既定) を照会します。
/s dir /s のようにサブキーと値をすべて再帰的に照会します。
/se REG_MULTI_SZ のデータ文字列で使う (長さ 1 の文字のみの) セパレーター
を指定します。省略した場合、"\0" がセパレーターとして使われます。
/f 検索するデータまたはパターンを指定します。
文字列にスペースが含まれている場合は、二重引用符を使ってください。
既定値は、"*" です。
/k キー名のみを検索するときに指定します。
/d データのみを検索するときに指定します。
/c 大文字と小文字を区別して検索します。
既定の検索では、大文字と小文字を区別しません。
/e 完全に一致するものだけを返すように指定します。
既定では、一致したものすべてを返します。
/t レジストリ値のデータの種類を指定します。
有効な種類は以下のとおりです。
REG_SZ、REG_MULTI_SZ、REG_EXPAND_SZ、
REG_DWORD、REG_QWORD、REG_BINARY、REG_NONE
既定ではすべての種類が指定されます。
/z 詳細: 値名の種類と数値的に同等なものを表示します。
/reg:32 32 ビット レジストリ ビューを使用して
キーにアクセスする必要があることを指定します。
/reg:64 64 ビット レジストリ ビューを使用して
キーにアクセスする必要があることを指定します。
例:
REG QUERY HKLM\Software\Microsoft\ResKit /v Version
レジストリ値 Version の値を表示します
REG QUERY \\ABC\HKLM\Software\Microsoft\ResKit\Nt\Setup /s
リモート コンピューター ABC 上のレジストリ キー Setup の下のサブキー
と値をすべて表示します
REG QUERY HKLM\Software\Microsoft\ResKit\Nt\Setup /se #
値名の種類が REG_MULTI_SZ であるすべての値名に対して、セパレーターを #
として、サブキーと値をすべて表示します。
REG QUERY HKLM /f SYSTEM /t REG_SZ /c /e
データの種類が REG_SZ、HKLM ルートの下で、大文字と
キーワード:レジストリ
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